スズケンの歴史
スズケンでは、創業者・鈴木謙三による創業を第1の創業、事業領域を「健康創造」と定め、事業拡大を進めた第2の創業、「健康創造事業体」への変革を進める第3の創業と位置付けています。時代とともに変化する環境に対応し、さらなる提供価値の拡大に取り組むスズケンの歴史を紹介します。
沿革
第1の創業(創立~1982年)
1932年11月 |
「鈴木謙三商店」を創業 鈴木謙三が26歳の時、名古屋市東区下竪杉町に個人商店「鈴木謙三商店」を創業 人と人との信頼関係を重んじ、誠意の経営を行った |
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1946年8月 | 「株式会社鈴謙洋行」を静岡県浜名郡に設立 |
1947年11月 | 「株式会社鈴謙洋行」の社名を「株式会社鈴木謙三商店」に変更 |
1948年4月 | 「株式会社鈴木謙三商店」が、個人商店「鈴木謙三商店」の営業権を譲受 |
1948年10月 | 「株式会社鈴木謙三商店」の本社を名古屋市東区東片端町に移転 |
1953年12月 |
ヘルスケア製品開発事業を開始 「株式会社三和化学研究所」を設立。戦中戦後の売るものがない時代の教訓を生かし、卸売業ながらメーカー部門を持ち、多角化の第一歩を踏み出す |
1954年3月 |
最初の社標「鈴マーク」 社員がいたずら書きをしていた「鈴マーク」を謙三が見つけ「面白いじゃないか」と言ったことから使うようになった |
1959年5月 | 関東地区の拠点として東京支店を開設 |
1962年5月 | 北陸地区の拠点として金沢支店を開設し小林薬品株式会社の営業権を譲受 |
1964年10月 |
社名を「株式会社スズケン」に変更 鈴木謙三はお得意さまから「鈴謙さん」と親しく呼ばれていたことから改称した 薬問屋としては初めて「医薬品総合商社」の冠をつける |
1969年8月 | 株式会社愛知ミドリ十字(現:株式会社エス・ディ・ロジ)の全株式を取得(現・連結子会社) |
1972年7月 | 株式会社スズケン沖縄の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
1974年2月 |
医薬品卸として初 シンガポールに進出 1971年に外国部を設置。「世界は我が市場」という謙三の信条から世界を目指し、日本の医薬品卸として初めてシンガポールに進出 |
1975年2月 |
医療機器製造事業を開始 「トータル・メディカル・サプライ」の考え方の下、医療機部を設置。1979年には、心電図判読装置等を発売 |
第2の創業(1983年~2019年)
1983年9月 | 東北地区の拠点として仙台支店を開設 |
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1984年1月 | 大阪地区の拠点として大阪府堺市に堺支店を開設 |
1984年7月 |
診断薬分野へ参入 簡易血糖測定器の主力製品「グルテスト」を発売し、診断薬分野へ参入 |
1990年3月 | 九州地区の拠点として福岡支店を開設 |
1990年9月 | 株式会社三和化学研究所の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
1992年4月 |
新ビジョン「SOFT21」策定 21世紀を迎えるにあたり、より良い企業市民として社会とともに生き、価値を創造し、社会の期待に応える企業になるためのビジョンを定めました |
1992年 |
CIの導入 お得意さまからの再認知、理解や共感を得るために、シンボルマーク・コーポレートカラーを制定 |
1994年1月 | 東京都の加藤薬品株式会社および神奈川県の神弘薬品株式会社と合併 |
1994年8月 | 日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1995年9月 | 東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第二部に上場 |
1996年3月 | 岩手県の熊谷薬品株式会社の全株式を取得(現・連結子会社株式会社スズケン岩手) |
1996年10月 | 大阪府の株式会社ドーエーメディックスと合併 |
1997年9月 |
東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第一部に指定 |
1997年11月 | 愛知県江南市に江南物流センターを開設 |
1998年4月 | 北海道の株式会社秋山愛生舘と合併 |
1998年4月 | 札幌証券取引所に上場 |
1999年10月 | 栃木県のナカノ薬品株式会社の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
2002年10月 | 首都圏・近畿圏を営業エリアとするオオモリ薬品株式会社と合併 |
2003年10月 | 岐阜県・愛知県・静岡県を営業エリアとする株式会社安藤薬業公司と合併 |
2003年10月 | 株式交換により、中国地方を営業エリアとする株式会社サンキを完全子会社化 |
2004年10月 | 株式交換により、四国4県を営業エリアとする株式会社アスティスを完全子会社化 |
2004年10月 | 株式交換により、沖縄薬品株式会社を完全子会社化(現・連結子会社株式会社スズケン沖縄薬品) |
2005年3月 |
医薬品卸として初 メーカー物流受託事業を開始 厳格な品質管理基準に対応した物流体制を整える |
2005年10月 |
埼玉県戸田市に戸田物流センターを開設 |
2006年1月 |
糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠」を発売 |
2006年10月 |
医薬品卸として初 全47都道府県に営業拠点を設置 株式交換により、九州地区6県を営業エリアとする株式会社翔薬を完全子会社化 医薬品卸として初めての全国展開。地域に密着した事業展開が加速 |
2007年10月 |
兵庫県神戸市に阪神物流センターを開設 |
2008年3月 |
中国に進出 アジアの人々の健康にもお役に立ちたいと考え、中国上海市に「合弁会社上海鈴謙滬中医薬有限公司(現:上薬鈴謙滬中(上海)医薬有限公司)」を設立。医薬品卸売事業を開始 |
2008年10月 |
地域医療介護支援事業を拡大 保険薬局の課題やニーズを理解し、地域医療の進展に貢献するため、「株式会社ファーコス(現:株式会社ユニスマイル)」を連結子会社化し、地域医療介護支援事業を拡大 |
2009年1月 |
OSDrC棟を三重研究パークに竣工 |
2009年4月 |
スズケングループ経営理念を策定 スズケングループ社員全員で夢や理想を語り合い、一年をかけて策定 キーワードは、「笑顔=スマイル」 健康創造という事業領域で、私たちを取り巻くすべての方々に「笑顔」になっていただきたいというメッセージが込められています |
2009年9月 |
株式交換により中央運輸株式会社を完全子会社化 |
2010年5月 |
神奈川県高座郡寒川町に神奈川物流センターを開設 |
2010年11月 |
千葉県印西市に千葉物流センターが開設 ヘリポートを設置 |
2011年10月 |
介護事業を拡大 地域医療・地域社会に貢献するため、「株式会社エスケアメイト」を設立。中国圏に加え、首都圏・中部圏にも介護事業を拡大 |
2011年12月 |
宮城県黒川郡大和町に宮城物流センターが開設 |
2012年3月 |
医薬品卸として初 希少疾病領域の総合支援事業を開始 東京都千代田区に株式会社SDネクスト(現:株式会社エス・ディ・コラボ)を設立 医薬品卸で初めて、スペシャリティ医薬品に特化したコーディネート事業に参入。希少疾病領域の多様な課題やニーズに対応 |
2012年11月 |
岡山県都窪郡に、連結対象子会社株式会社サンキ岡山物流センターが開設 |
2012年11月 |
2型糖尿病治療剤「スイニー錠」を発売 |
2013年9月 |
高尿酸血症治療剤「ウリアデック錠」を発売 |
2013年12月 |
障がい者の雇用促進を目的として、株式会社スズケンジョイナスを設立 |
2014年1月 |
2025年ビジョンを策定 |
2014年4月 |
販売先の拡大を目指すメーカーの支援を行うために、鈴謙(深圳)医薬有限公司を設立 |
2014年10月 |
株式会社コラボクリエイトと株式会社SDネクストを合併し、株式会社エス・ディ・コラボを設立 |
2014年10月 |
株式会社スズケンロジコム、秋山物流サービス株式会社、株式会社コラボワークスを合併し、株式会社エス・ディ・ロジを設立 |
2015年10月 |
社用車デザインを刷新 車体色を「ブルー」にし「鈴マーク」復刻 |
2016年3月 |
地域医療介護支援事業 売上高1,000億円、店舗数は600軒に拡大 |
2016年4月 |
愛知県大府市に名南物流センターを開設 |
2016年6月 |
韓国に進出 釜山広域市を中心に医薬品流通事業を展開する株式会社ポクサンナイスと資本業務提携 |
2016年9月 |
EPSホールディングス株式会社との資本業務提携 |
2017年4月 |
スペシャリティ医薬品トレーサビリティシステム「キュービックス」の導入、展開 |
2018年9月 |
再生医療等製品のグローバル流通プラットフォームを構築 |
2018年9月 |
ワールド・クウリアーと再生医療等製品分野のロジスティクスにおける協業を開始 |
2018年10月 |
EPSホールディングス(株)と製薬企業向けサービスを開始 |
2019年2月 |
東邦ホールディングス株式会社と、後発医薬品とスペシャリティ医薬品流通の共同展開および顧客支援システムの共同利用における協業を開始 |
2019年5月 |
セコム株式会社と協業し、スペシャリティ医薬品の24時間365日見守りサービスを開始 |
2019年5月 |
パナソニック株式会社と医薬品定温輸送ボックス「VIXELL」を共同開発 |
2019年8月 |
医薬品トレーサビリティシステムの特許を取得 |
2019年9月 |
Dr.JOY株式会社との資本業務提携 |
2019年9月 |
医療現場の効率化ソリューションを提供するDr.JOY株式会社との資本業務提携を締結 |
2019年11月 |
株式会社Welbyとの資本業務提携 |
2019年11月 |
PHRサービスのリーディングカンパニーである株式会社Welbyとの資本業務提携を締結 |
第3の創業(2020年~)
2020年2月 |
医療介護専用SNS「MCS」を展開するエンブレース株式会社と資本業務提携を締結(2021年4月子会社化) |
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2020年4月 |
中期経営計画「May I "health" you? 5.0」スタート |
2020年4月 |
Ubie株式会社との資本業務提携 |
2020年4月 |
医療機関向けAI問診サービスを展開するUbie株式会社と資本業務提携を締結 |
2020年5月 |
サスメド株式会社との資本業務提携 |
2020年5月 |
医療用アプリ開発やAI自動分析システムを展開するサスメド株式会社と資本業務提携を締結 |
2020年10月 |
提携企業各社とのデジタル治験プラットフォームの構築に向けた取り組みを開始 |
2020年11月 |
ドクターズ株式会社との資本業務提携 |
2020年11月 |
医療DXプラットフォームの構築・推進を行うドクターズ株式会社と資本業務提携を締結 |
2021年1月 |
在宅版キュービックスを開発し、製薬企業から在宅までの医薬品トータル・トレーサビリティ流通モデルを構築 |
2021年4月 |
エンブレース株式会社の子会社化 |
2021年4月 |
武州製薬株式会社と、医薬品メーカーの製品上市の総合支援プラットフォーム構築に向けた協業を開始 |
2021年5月 |
「キュービックス」のラインナップを拡充 |
2021年7月 |
日本電気株式会社(NEC)と「入荷伝票入力の自動化」と「梱包品棚卸の自動化」の実証実験を実施 |
2021年8月 |
二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ウパシタ静注透析用シリンジ」を発売 |
2021年9月 |
GENie株式会社とラストワンマイル領域における新たな流通モデルの構築における協業を開始 |
2021年9月 |
Amazonへの医療関連物資の提供を開始 |
2021年11月 |
在庫管理自動化IoT機器「スマートマット」を展開する株式会社スマートショッピング(現:株式会社エスマット)との資本業務提携を締結 |
2021年11月 |
株式会社FRONTEOと「会話型認知症診断支援AIプログラム」事業の協業を開始 |
2021年12月 |
株式会社EPファーマラインの株式を取得し、医薬品メーカー支援機能を拡充 |
2022年3月 |
株式会社コラボクリエイトを設立 |
2022年3月 |
株式会社コラボプレイスを設立 |
2022年3月 |
デジタルビジネスの推進に向け、株式会社コラボクリエイト、株式会社コラボプレイスを設立 |
2022年4月 |
市場区分の見直しにより、東京証券取引所のプライム市場、名古屋証券取引所のプレミア市場へ移行 |
2022年4月 |
株式会社ファーコスと株式会社ミックを合併し、株式会社ユニスマイルを設立 |
2022年4月 |
ソフトバンク株式会社と医薬品流通在庫のリアルタイム可視化の実証実験を開始 |
2022年7月 |
ヘルステック企業への投資を目的にCVCファンドを設立 |
2023年2月 |
福祉用具のレンタル・流通などを行う株式会社八神製作所との合弁会社「株式会社メディケアコラボ」を設立 |
2023年11月 |
株式会社Welbyの株式を追加取得 |
2023年11月 |
ファーマライズホールディングス株式会社の株式を取得 |
2024年4月 |
埼玉県草加市に首都圏物流センターを開設 |